- 債権・債務とは
- 債権債務管理に関する必須設定
- 「債権」申請~仕訳・伝票作成までの流れ
- 「債務」申請~仕訳・伝票作成までの流れ
- 債権仕訳・債権伝票の部門と科目について
- 債務仕訳・債務伝票の部門と科目について
「債権」とは、特定の人に特定の行為や給付を請求できる権利のことです。
例えば、金銭の支払いを求めたり、物を受け取ったり、労力の提供を求めたりすることなどがあります。
債権を持つ権利者のことを、債権者と呼びます。
本製品では債権に関連する機能として、「請求申請」を用意しています。
「債務」とは、特定の人に特定の行為や給付を提供しなくてはならない義務のことです。
例えば、金銭の支払い、物の引き渡し、労力を提供することなどです。
債務を負担する人のことを、債務者と呼びます。
本製品では債務に関連する機能として、「支払申請」を用意しています。
債権債務管理を利用するにあたり、以下設定が必要となります。
①マスタ管理>管理>マスタ連携設定
Manageマスタ、または、奉行に直接連携する場合は予め「ERP連携設定アプリ」で設定したマスタを選択します
②マスタ管理の各タブ
①でManageマスタを選択された場合は、「部門」「銀行」「振込元」「科目・区分」「債権債務」等を設定します。
奉行マスタを参照する場合は部門や銀行などのマスタは奉行の設定を利用しますが、「振込元」はOZO3上で設定する必要があります。
各項目は支払申請や請求申請、使途設定(債務)等に紐づきます。
③会計運用設定の各タブ
▼会計運用設定>債権債務設定>基本設定の「債権管理」「債務管理」設定について
債権仕訳を利用する
勘定奉行Vの「債権・債務オプション」を利用されていないお客様向けの設定となります
債務/支払仕訳を利用する勘定奉行Vの「債権・債務オプション」を利用されていないお客様向けの設定となりますOZO3にて支払関連データ(仕訳、FB)が作成されます
マスタ管理>管理>マスタ連携設定でManageマスタ選択時には
※3.25.0にて仕様変更有り。詳細はこちらをご参照ください。
債務仕訳のみを利用する
勘定奉行Vの「債権・債務オプション」を利用されていないお客様向けの設定となります
本製品にて支払関連データ(仕訳、FB)は作成されません
債権伝票を利用する/債務伝票を利用する
勘定奉行の「債権・債務オプション」をご利用のお客様向けの設定となります
本製品にて支払関連データ(仕訳、FB)は作成されません
▼会計運用設定>債権債務設定>基本設定で「債権伝票」選択時のみ利用する設定
下記設定は「債権伝票」選択時のみ利用します
・マスタ管理>債権債務>担当者
・マスタ管理>債権債務>回収方法
▼会計運用設定>債権債務設定>基本設定で「債務伝票」選択時のみ利用する設定
下記設定が「債務伝票」選択時のみ利用します
・マスタ管理>債権債務>担当者
・マスタ管理>債権債務>支払方法
①各設定を設定後、『請求申請』を申請します
※表示は[会計運用設定]-[債権債務設定]の設定により異なります
※使用用途は会計運用設定>科目設定>請求種別で設定された種別を利用します
②「債権仕訳を利用する」の場合は会計管理>仕訳管理>仕訳一覧より「仕訳データ転送(奉行連携のみ)」をするか、「汎用データ出力」後に会計ソフトに取り込みます。
「債権伝票を利用する」の場合は会計管理>債権債務管理>債権伝票より「伝票データ転送(奉行連携のみ)」をするか、「伝票データ出力」後に勘定奉行へ取り込みます。
①各設定を設定後、『支払申請』を申請します
※表示は 会計運用設定>債権債務設定 の設定により異なります
※使用用途は会計運用設定>科目設定>使用用途(債務)で設定された使用用途を利用します
②「債務/支払仕訳を利用する」の場合は会計管理>支払管理>支払一覧より締登録を実行します
③「債務/支払仕訳を利用する」または「債務仕訳のみ利用する」の場合は会計管理>仕訳管理>仕訳一覧より「仕訳データ転送(奉行連携のみ)」をするか、「汎用データ出力」後に会計ソフトに取り込みます。
「債務伝票を利用する」の場合は会計管理>債権債務管理>債務伝票より「伝票データ転送(奉行連携のみ)」をするか、「伝票データ出力」後に勘定奉行へ取り込みます。
勘定科目、部門は下記設定より引用されます。
①借方
勘定科目・補助科目 → 会計運用設定>科目設定>請求種別の借方の勘定科目・補助科目
部門 → 会計運用設定>科目設定>請求種別の借方の部門
②貸方
勘定科目・補助科目 → 会計運用設定>科目設定>請求種別の貸方の勘定科目・補助科目
部門 → 会計運用設定>部門別設定>所属部門別 計上部門設定の「売上部門」
勘定科目、部門は下記設定より引用されます。
①債務仕訳(経費仕訳)および債務伝票の借方
勘定科目・補助科目 → 会計運用設定>科目設定>使途設定(債務)の借方の勘定科目・補助科目
部門 → 会計運用設定>部門別設定>所属部門別 計上部門設定の「負担部門」
②債務仕訳(経費仕訳)および債務伝票の貸方
勘定科目・補助科目 → 会計運用設定>科目設定>使途設定(債務)の貸方の勘定科目・補助科目
部門 → 会計運用設定>科目設定>使途設定(債務)の貸方の部門
③債務仕訳(支払仕訳)の借方
勘定科目・補助科目 → 債務仕訳(経費仕訳)の貸方の勘定科目・補助科目
部門 → 債務仕訳(経費仕訳)の貸方の部門
④債務仕訳(支払仕訳)の貸方
勘定科目・補助科目→会計運用設定>科目設定>勘定科目設定の「現金~口座振替(支払方法により変動)」の勘定科目・補助科目
部門→会計運用設定>部門別設定>所属部門別 計上部門設定の「支払部門」
ManageOZO3 3.22.0のバージョンにて、「債権債務管理」機能がリリースされました。
3.21.0までは経費管理 業者支払OPという名称で、債務に関する機能のみ利用いただけましたが、新たに債権に関する機能(請求申請)が追加となりました。
一部、仕様変更がございますので下記ご参照ください
債権債務(業者支払OP)を奉行連携でご利用のお客様へ、仕様変更のご案内1
債権債務(業者支払OP)を奉行連携でご利用のお客様へ、仕様変更のご案内2
各項目の設定について
各項目の設定についてはオンラインマニュアル(マスタ管理)およびオンラインマニュアル(債権債務設定)をご参照ください