- 勤怠運用設定>勤務体系設定>残業項目設定>残業管理区分を設定します
- 勤怠運用設定>ユーザー別設定で「残業管理区分」を指定します
※未設定の場合は、コード0の残業管理区分の設定をもとに、残業時間が集計されます - (アラート通知したい場合)勤怠運用設定>アラート通知設定>残業アラートを設定します
- 勤怠管理>管理>権限設定にて「残業管理」タブの表示設定をします
残業管理区分は「残業管理」を利用するために必須の設定です。
「新規追加」または既存の設定の編集アイコンを押下し、
残業計算式と休出計算式、それぞれの計算式を設定します。
リストメニュー内の項目は、勤怠運用設定>勤務体系設定>残業項目設定で設定されている残業項目や、総労働時間等の標準項目のほかに、勤怠運用設定>基本設定>計算項目設定で作成した項目が表示され、自社の運用にあわせて計算式を作成することが可能です。
下図「原則」は「残業計算式」の設定、下図「特別条項」は「残業計算式」+「休出計算式」の設定をもとに集計されます。
※画像は厚生労働省「時間外労働の上限規制 わかりやすい解説」から引用
残業超過回数基準時間で原則の基準時間を設定します。(初期値45:00)
※この設定をもとに、「特別条項/年6ヵ月まで」の算出をします。
設定例1)
早出残業や普通残業等の各残業項目を集計するパターン
設定例2)
総残業時間から法定休日の項目を差し引くパターン
設定例3)
一般的なフレックスのパターン
設定例4)
一般勤務からフレックスへの雇用区分変更が発生するパターン
上記を参考に、自社の運用にあわせて残業管理区分を設定します。
設定した残業管理区分をユーザー別設定でユーザーに紐づけます。
残業管理区分にはあらかじめコード「0」が作成されており、ユーザー別設定の残業管理区分が未指定の場合は自動的にコード「0」の残業管理区分が紐づきますので、残業管理区分の設定がコード「0」のみの場合は、ユーザー別設定の設定は必須ではありません。
コード0以外の残業管理区分を指定する場合は、設定が必要です。
残業管理区分の設定をもとに、アラート通知をする事が可能です。
勤怠運用設定>アラート通知設定>残業アラートにて「時間数超過アラート追加」または「回数超過アラート追加」を押下し、リストメニュー内の「残業管理」から始まる項目を選択して設定します。
▼時間数超過アラート▼
※残業管理 残業当月時間/残業管理 年間残業時間・・・ 残業計算式の設定をもとに集計
※残業管理 残業休出当月時間/残業管理 平均残業時間・・・ 残業+休出計算式の設定をもとに集計
▼回数超過アラート▼
※残業管理 残業当月時間/残業管理 超過回数・・・ 残業計算式の設定をもとに集計
※残業管理 残業休出当月時間/残業管理 平均残業時間・・・ 残業+休出計算式の設定をもとに集計
時間数や回数の超過状況でアラートを通知できるだけでなく、勤怠管理>残業管理にて、アラートの対象となったユーザーがいるか、対象月があるかをアラート重要度で絞り込むことが可能です。
また、アラートが設定されている場合、対象となったアラートのアラート重要度に応じて残業時間が着色されます。(注意:青、警告:赤)
残業管理区分の設定をすると、設定した項目が集計され、勤怠管理>残業管理の画面で集計結果の確認ができるようになります。
運用例①を参考に、勤務表と残業管理表の表示を確認してみます。
▼残業管理区分 設定▼
▼4月勤務表 当月合計▼
▼5月勤務表 当月合計▼
▼6月勤務表 当月合計▼
▼残業管理▼
4月は8時間超過が52:47、所定休日勤務が14:00のため、残業当月は66:47、法定休日勤務が26:00のため、66:47+26:00で残業+休出の当月が92:47
5月は8時間超過が15:33、所定休日勤務が00:00のため、残業当月は15:33、法定休日勤務が00:00のため、15:33+00:00で残業+休出の当月が15:33
6月は8時間超過が22:59、所定休日勤務が5:45のため、残業当月は28:44、法定休日勤務が5:45のため、28:44+5:45で残業+休出の当月が47:43
上記計算結果をもとに、年間の残業時間数および45時間の超過回数や、平均値が自動計算されます。
また、抽出条件を入力して検索した場合、抽出条件の入力値を超過している月が黄色背景に着色されます。
3.22.0のバージョンより残業管理の「基準年月日」が勤務表の初日の日と一致する場合のみ、勤務表申請決裁時の設定内容で残業管理表の残業時間が計算されるようになりました。
そのため、3.22.0以前のバージョンから利用されているお客様で、3.22.0のバージョン以降に残業管理区分の設定・変更をされた場合には、残業管理表に表示される残業時間が空白または現設定とは異なる設定内容で集計された時間数が表示される場合がございます。
※3.22.0バージョンアップ前に勤務表申請が決裁されている月については対象外となりますので、残業管理区分の設定・変更が即時反映されます。
残業時間の上限規制について
残業時間の上限規制についての概要はこちらをご確認ください。
名称について
表示されている名称等は各社の設定に依って異なる可能性がございます。