ManageOZO3 3.31.2(AC2310.2)のバージョンにて、免税事業者との取引時の消費税計算機能をリリースします。
- 会計運用設定>申請書設定>項目設定の「インボイス取引区分」に「非適格の本体価格上乗せ計算する」のチェックが追加されます。
※バージョンアップ時に自動でチェックは入りませんので、必要に応じてチェックを入れてください。
上記にチェックを入れる事で、非適格事業者との取引時、経過措置期間に準じた消費税が計算されるようになります。
<仕入税額控除の経過措置期間と控除割合>
・2023年10月1日から2026年9月30日まで:80%
・2026年10月1日から2029年9月30日まで:50% - 会計運用設定>基本設定に「金額判定基準」が追加されます。
税抜き金額を基準に接待交際費などのアラートを出すことができるようになります。
※初期値は「税込」が選択されています
- 会計運用設定>申請書設定>項目設定のインボイス取引区分に「表示する(非適格の本体価格上乗せ計算する)」が選択されている
- 税区分が「課税科目」かつ「内税計算」
- 「取引区分」に「非適格」が選択されている
上記条件を満たした場合に、経過措置期間に準じた消費税が計算されます。
- 条件を満たす申請書を申請・決裁
※消費税額は経過措置期間に応じて自動計算されます
画像を拡大する - 仕訳データの作成
申請の決裁後、取引先区分を含む仕訳データが自動的に作成されます。
(仕訳にも申請時の税額が反映しています)
画像を拡大する - 会計ソフトへの連携
消費税額を含む仕訳出力パターンにて、会計ソフトへ連携を行います。
- 仕訳申請を申請・決裁、または仕訳を登録
画像を拡大する
※注※
「編集」には必ずチェックを入れてください。
チェック入っていない場合、消費税額は仕訳データ上、空で出力されます
画像を拡大する - 会計ソフトへの連携
消費税額を含む仕訳出力パターンにて、会計ソフトへ連携を行います。
- 接待交際費申請の「一人当たりの金額」が税抜き金額から計算可能となります。
これにより、接待交際費のアラートの基準が税抜き金額基準となります
■使用用途の科目種類「交際費」にチェックが入っている場合の動作例
科目種類「交際費」にチェックが入っている使途が選択されており、「一人当たりの金額」が5,000円未満の場合は、アラートが表示されます。
画像を拡大する - 使途の「金額」の制限が税抜き金額基準となります。
■金額「制限する」にチェックが入っている場合の動作例
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取引先マスタCSV連携の変更点
※奉行シリーズをご利用のお客様で、取引先マスタのCSV連携を行っている場合にご覧ください。
【奉行連携】取引先マスタCSV連携の変更点
インボイス対応機能について
バージョン3.30.2にて追加されたインボイス機能の詳細は下記のページをご覧ください。
インボイス制度への対応について
よくあるお問合せ
下記ページにてご確認ください。
インボイス制度対応:よくあるお問合せ
※奉行シリーズをご利用のお客様で、取引先マスタのCSV連携を行っている場合にご覧ください。
【奉行連携】取引先マスタCSV連携の変更点
インボイス対応機能について
バージョン3.30.2にて追加されたインボイス機能の詳細は下記のページをご覧ください。
インボイス制度への対応について
よくあるお問合せ
下記ページにてご確認ください。
インボイス制度対応:よくあるお問合せ
インボイスと消費税額の差異チェックについて
「非適格の本体価格上乗せ計算する」機能の利用かつ取引区分に「非適格」が選択されている場合、

経路の条件分岐の「消費税額差異」は動作しません。

※取引区分が「適格」の場合は動作します。

「非適格の本体価格上乗せ計算する」機能の利用かつ取引区分に「非適格」が選択されている場合、
経路の条件分岐の「消費税額差異」は動作しません。
※取引区分が「適格」の場合は動作します。