本記事では、ManageOZO3 3.29.0以降のバージョンで、交通機関遅延や休暇の「出勤時間計算する」を除いた「実労働」を考慮した上で「1週40時間」を算出する方法について記載します。
(旧バージョンをご利用の場合や、実労働を利用しないという場合はこちらをご参照ください。
例1)就業時間が9:00~18:00(休憩1時間)で土曜日に出勤した場合
※就業時間帯以外の労働は全て割増対象
→★1 週間労働超過「4:00」
→★2 週間労働超過「0:00」
→★5 週間労働超過「6:00」
→★6 週間労働超過「4:00」
例2)就業時間が9:00~18:00(休憩1時間)で土曜日に出勤した場合
※就業時間帯以外の労働でも、日に8時間を超過しなければ割増対象にはらない
→★7 週間労働超過「6:00」
※★1~★5は同じ結果
上記の「週間労働超過分」を算出する方法です
勤務表項目設定
勤怠運用設定>基本設定>勤務表項目設定>合計表示>週間労働超過時間を「表示する」、「出勤時間を実労働で計算」にチェックします
「出勤時間を実労働で計算」の設定により、「交通機関遅延」や休暇の「出勤時間計算する」を除いた実労働で週間労働超過の算出が可能となります
勤務体系例
平日の勤務体系「例1」パターン:就業時間に「週間労働超過時間集計対象」にチェックします
所定休日の勤務体系:予め0:00~8:00、8:00~を別の残業項目に設定し、0:00~8:00の項目の「週間労働超過時間集計対象」にチェックします
算出結果 ★1~★3
起算曜日(日曜日)で、 ★1 ★2 ★3 の勤務をした場合
画像を拡大する
算出結果★4~★6
起算曜日(日曜日)で、 ★4 ★5 ★6の勤務をした場合
勤務体系例
平日の勤務体系「例2」パターン:「就業時間帯以外の労働でも、8時間を超過しなければ割増対象にはらない」ようにするため、普通残業は時間数項目で設定。また、8時間以内かつ就業時間帯以外の労働時間を算出するため「所定内勤務」の項目を設定しています。「週間労働超過時間集計対象」は、就業時間と「所定内勤務」の項目のにチェックします
※所定休日は例1と同様です
算出結果 ★1~★3
起算曜日(日曜日)で、 ★1 ★2 ★3 の勤務をした場合
算出結果★4~★7
起算曜日(日曜日)で、 ★4 ★5 ★7の勤務をした場合
画像を拡大する
画像を拡大する
■給与計算について(「例1」「例2」共通)
所定内勤務の項目には100%、普通残業・所定休日残業の項目にには125%、深夜残業・週間労働超過時間には25%で割り増し計算します。
※給与データレイアウトについてはこちら
本記事でご紹介しているのは、一般的な運用を元に想定した一例です。
設定は適宜変更ください。
また、運用を開始する前に、必ずテストユーザー等で想定した結果となるかご確認ください。